恩師の体験3

2026年7月31日 9時57分56秒 (Fri)



以前、私は事故のこと、そして「MRIに写っているのは原因ではなく結果だ」と見知らぬ人から電話で告げられた話をしました。

今日は、その電話がきっかけで、車を3時間半運転して会いに行った一人の男性のこと、そして、そのわずか45分が私の人生の残りすべてを変えることになった話をしたいと思います。

その人の名前は**ピート・エゴスキュー**です。もし姿勢や慢性痛について調べたことがあるなら、その名前を聞いたことがあるかもしれません。彼は、この分野を切り開いた第一人者ともいえる存在であり、私に何年ぶりかの「本当の希望」を与えてくれた本の著者でもありました。

私は彼が誰なのかは知っていました。

でも、その日、彼が私の体に対する考え方を根底から変えてしまうことになるとは、まだ知る由もありませんでした。

私はデルマーにある彼のクリニックを訪れました。そこには、6年間抱え続けた痛みと、その原因について「これに違いない」と信じ込んでいた分厚い資料を持って。

彼はまず私に尋ねました。

「今日はどうされましたか?」

私は「ひどい腰痛と首の痛みです」と答えました。

すると次に、こう聞かれたのです。

「なぜ、その痛みがあると思うのですか?」

私は一枚の写真を見せました。

あなたにも以前お見せした、まるでアコーディオンのように潰れたホンダの写真です。

彼はしばらく写真を見つめてから言いました。

「なるほど。かなりひどい事故ですね。これはいつのことですか?」

「6年半前です。」

彼は写真を机に置き、私を見つめながら、一生忘れられない質問をしました。

**「つまり、あなたは6年以上前の交通事故が、今日の痛みの原因だと思っているんですね?」**

その聞き方で、私はもう分かっていました。

彼は、その答えは「違う」と考えているのだと。

でも私の頭の中では、こう計算していました。

事故の前も腰は完璧ではありませんでした。ときどき中程度の痛みはありました。

でも事故の後は、昼も夜も絶え間なく激しい痛みが続くようになった。

だから当然、事故が原因だと思っていました。

「はい。」

そう答えました。

でも、その「はい」には、1時間前まで持っていたような確信は、もうありませんでした。

彼は元海兵隊員らしい、遠慮のないまっすぐな表情で私を見て言いました。

「もし本当に、6年前の事故によって痛みが永久に決まってしまったのだとしたら……あなたはお手上げだ。」

もちろん、彼はもっとストレートな言葉を使いました(笑)。

私は愕然としました。

片道3時間半かけてここまで来て、決して安くはない治療費を払った結果、「あなたはもう治らない」と言われたのかと思ったのです。

すると彼は微笑みました。

「私は『もし』と言ったんですよ。」

「私はそんなことは信じていません。」

そして続けました。

**「あなたが今日痛いのは、6年前の事故のせいではありません。今、この瞬間のあなたの身体の状態が、その痛みを生み出しているのです。」**

**"今、この瞬間。"**

それは、私にも変えられることでした。

そして彼は、人生で誰からも聞かれたことのない、最も力強い質問を私に投げかけました。

優しい目で私を見つめながら、こう言ったのです。

**「あなたには、とても劇的な物語があります。それは分かっています。でも、リック、一つだけ聞かせてください。あなたは新しい物語を作る準備ができていますか?」**

私は思わず涙があふれました。

「私は6年間ずっと探してきました。」

「まさに、その新しい物語を一緒に作ってくれる人を。」

すると彼は言いました。

**「では、始めましょう。」**

その最初の診察を終えたとき、私は痛みが完全になくなったわけではありません。

でも、体はすでに何年ぶりかというほど楽に動くようになっていました。

そして何より、クリニックに入る前には持っていなかったものを手に入れていました。

**「私はきっと、自分の体を取り戻せる。」**

そんな心の底からの確信です。

車までたどり着くと、誰かに電話をかける前に、私はただ運転席に座って泣きました。

何年もの痛み。

恐怖。

悔しさ。

怒り。

そのすべてが、一気に体から流れ出ていくようでした。

それから妻に電話をかけ、長い間信じることができなかった4つの言葉を口にしました。

**「これこそ本物だ。」**

私がこの話をあなたにしたかったのは、あの一つの質問のおかげです。

そして今、その質問は、もう私だけのものではなく、あなたに向けられるべきものだと思うからです。

あなたにも、きっと劇的な物語があります。

痛み。

長い年月。

何人もの専門医。

検査結果。

そして、諦めざるを得なかったこと。

それらはすべて現実です。

私は、それを「気のせいだ」と言うつもりはありません。

でも、ここで同じ質問をあなたにお渡しします。

**「あなたは、新しい物語を作る準備ができていますか?」**

もし今、あなたの心のどこかで、

「はい。」

そう答える小さな声が聞こえたなら──

たとえそれが疲れ切った、かすかな希望に満ちた「はい」だったとしても──

ぜひ返信して、あなたの気持ちを聞かせてください。

あなたのお話を、心から聞かせていただけたら嬉しく思います。

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